2011年05月30日

映画鑑賞「ブラックスワン」

長い間、ブログを書かなかったので前と同じように自分のブログに書き込みが出来なくなりました。
ぼちぼちのブログを借りて今回も映画の感想を書いてみました。 


この映画は予告編から注目していました。かなり鑑賞ごころを刺激してくれる予告編だったからです。
この映画が公開される前からアカデミー賞の主演女優賞を取ったこともあったのか、映画は女性に人気が出て、大ヒットを続けているようです。私もまだ観ぬ時からこの映画のことが気になっていました。しかし私の期待を大いに裏切った作品となりました。
 それは私の勝手な思いこみですが、まず最初の映像から感じたことです。映像がとても現代的で画面は時に荒くドキュメントのタッチで撮ってあったからです。それでまず感じたことは「この映画は私の思っていた映画ではない、ドラマ仕立ての映画ではないということです」私は結構それに慣れるまで時間が掛かったのです。映画の筋立てはおぼろけながら知っていたので、女性の二面性をどう観させてくれるのか楽しみにしていました。この複雑な感情を脚本でどう処理するのかが見所と勝手に思っていたのです。これまで沢山の映画が、それに挑戦してきましたが、なかなか満足した結果は得られないと思っています。映画評論でもアカデミー賞の主演女優賞に値する演技だと賞賛していました。演技と演出とは別物です。全く別物とはいいませんが、彼女の演技には感じるものはありましたが、どうせ主演女優賞を取るのなら昔のハリウッド映画のような古典的な演技で獲得して欲しかった、と思うのは私の勝手な重いでしょうが、とにかくこの映画の演出に乗り切れなかったのは事実です。
 映画は彼女の心の動きを捉えていきます。ヒロインを射止めるところから始まりますが、その葛藤が映像に刻まれていきます。派手な映像で時には刺激的で、またオカルト的にも映ります。まあ色んな演出法あるとは思いますが、こう直接的に見せられると観る方には戸惑いも感じます。夢と現実の境が判らなくなり、どっちとも取れなくもありません。あれは夢なのか、本当のことなのか!?後半になると、まるで映画のタッチまで変わってしまったように激変してしまいます。激しい映像が綴られていきます。果たして本当に同僚を殺したのか、結局自傷行為で自分を刺し殺したようにも思えます。どうこの映画を捉えるかは各自の自由ですが、彼女の持つ悩みやトラウマや悲しみがこの悲劇を生み出します。
 最初に書いた様に彼女の苦しみや悲しみをドラマとして描いて欲しかった。そういった意味では、この映画は見事に私を裏切ります。たぶんそんな期待をして観た人も多いと思います。昔観た「欲望という電車」とか「」熱いトタン屋根の猫」などいう名作などとは違ったタッチの現代風な映画を観せられたような気持ちです。確かにナタリー・ポートマンの演技には眼を瞠る演技を見せますが、肉感をとことん排除した体で演技を見せます。その点では映画で主人公に求める課題をナタリー・ポートマンは見事に応えています。私はそんなことより映画に最後まで乗り切れなったことを残念に思います。
                   
                       千葉 博 終わり
posted by ぼちぼち at 16:53| 広島 ☁| Comment(1) | 定休日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ぐんぐんさんお久しぶりです
本当に久しぶりに
ぐんぐんさんの映画評論を読ませていただきました
「ブラックスワン」は少々期待はずれだったようですが
また色々書いてくださいね
梅雨が明けたらハゼの季節です(^^)v
Posted by 同期のチューバ at 2011年06月04日 05:01
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